口永良部島(くちのえらぶじま)

口永良部島(くちのえらぶじま)




行政上では屋久島町に属し、永田岬から12kmの海上に浮かぶ薩摩最大の活火山の島で山は笹薮に覆われ、牛の放牧が行われています。

町営フェリー(フェリー太陽)で行きます
宮之浦港(屋久島)⇔本村港(口永良部島)
1時間40分(1日1便しかないので注意)
予約センター 0997-43-5900(屋久島町役場

島内の交通
バス路線、レンタカーもないので、車・自転車等の持ち込みが便利。


温泉情報

本村温泉
・本村集落内
・鉄分を多く含んでいるためほんのり茶色のお湯です。
・湯船から本村港を一望でき、タイミングが良ければ夕焼けを眺めながらお湯に入れます。
・午後5時~午後8時(定休日:月曜日)
・入湯料:大人300円、子供100円(屋久島町民は、大人150円、子供50円)

湯向温泉
・本村から約15km
・湯向集落にあり、四六時中澄んだ湯が湧いており、石で作りあげた露天風呂もあります。
・島内3ヵ所の温泉の中で男女別々の浴槽があるのはここだけです。
・神経痛・皮膚病などに効能があります。
・24時間 休みなし 料金1回200円

寝待温泉
・本村から約8km
・磯場の温泉で、海を眺めて1日居れば時を忘れそう。
・乳白色の湯の花が漂う超一級の良質温泉で神経痛・リュウマチ・皮膚病・胃腸病などに効能があります。
・道路から相当な角度の道を海岸まで降りと温泉に着きます。
・24時間 休みなし 1回200円
・TEL 0997-49-2255 (定休日:月・木午前のみ) 口永良部島公民館

西ノ湯温泉
・本村から徒歩15分
・フェリーの着く本村に一番近い温泉で海岸沿いにあります。
・大潮の満潮過ぎあたりが湯量も多いようです。
・神経痛・肩こり・あせもなどに効能があります。
・24時間 休みなし 1回200円
宿・飲食店情報
民宿名/旅館名電話番号
(市外局番0997)
定員人数料金の目安
(1人1泊2食付)
民宿 山波見49-298866,000円
民宿 あぐり49-203396,000円
素泊民宿 夕景49-213373,500円(素泊)
民宿 がじゅまる49-2168106,000円
民宿 富田49-2234156,000円
民宿 わたなべ49-2113156,000円
野元旅館49-2288206,000円
民宿 金岳(かながたけ)49-26056,000円
民宿 くちのえらぶ49-2213207,000円
民宿 恵文(えみ)49-2277206,000円
飲食店は一軒もありません。

薩摩最大の活火山の島

島の中央には新岳(600m)、その東南には古岳(649m)があり、新岳には有史以来幾度となく噴火を重ねました。
新山は平成8年の噴火以来、登山禁止となりました。
島の北西方向には番屋ヶ岬があり、古い火山跡といわれています。
1999年8月26日、鹿児島地方気象台は3年半ぶりに臨時火山情報を出しました。
2014年8月3日、新岳で噴火(噴煙高度 800m以上)。噴火警戒レベル3を出しました。
2015年5月29日、新岳で爆発的噴火(噴煙高さ9,000m以上)。噴火警戒レベル5を出しました。
2018年12月18日、新岳で爆発的噴火(噴煙高さ2,000m以上)。
2019年1月17日、新岳で爆発的噴火(噴煙高さ約6,000m)。


大物釣りのメッカ

七釜付近/クロ、ウメイロ、ヒラアジ、イシダイなど
城ヶ鼻付近/クロ、ウメイロ、イシダイ、アラ、フエフキダイなど
折崎付近/クロ、ヘキなど
岩屋泊付近/クロ、フエフキダイ、シブダイなど
野崎付近/フエフキダイ、シブダイ、クロ、ミズイカなど
高崎付近/クロ、フエフキダイ、シブダイなど

口永良部島でのひとコマ

湯向(ゆもぎ)の港

屋久島の一湊港から親戚の漁船に乗ること約40分で湯向の港に着きました。港では数人の地元の方が釣り竿を垂れていました。口永良部島は島全体で100名余りの人口なので、本村という一番人の多くすむ場所と反対側のこちらには、廃屋も含めて民家が10軒ほどしかありません。
港から伸びる1本道を2分ぐらい歩くと、湯向温泉の建物がありました。建物手前の小さな側溝には溢れ出た温泉が流れていて、温泉の匂いが風にのって漂っています。

建物の中は男女別に4~5畳ぐらいの大きな湯船があります。そしてその先に男女共同の露天風呂があります。室内のお湯の温度は、ものすごく熱く、足先からだましだまし、気合を入れないととても浸かることができません。反対に露天風呂は、かなりぬるめのぬるま湯。結局室内のお湯をたらいですくい、持ってきたタオルを浸して少しづつ体をならし、私は最後に10秒ぐらい浸かることができました。(1分ぐらい入れた人もいました)

温泉のタイプはこの通り。無色透明で匂いは薄めの硫黄の香りがします。湯船にはクリーム色の湯の花がたくさん浮いていました。温泉はしょっぱくて、目に入るとしみますのでご注意を。

温泉の目の前にはよく手入れされた花壇があり、訪れる人の目をなごましてくれます。
お風呂あがりの肌は驚くほどスベスベ!この温泉は肌がきれいになるので評判だそうで、女性だけでなく、おじさん、おじいちゃん達も顔色がみんな良くなっていました。

漁船でたまたま一緒になった、元屋久島の小学校の先生で口永良部島出身の方が、温泉あがりの私達に、「お子さんが多いから、すいか割りでもしていって」とご自宅の畑からすいかを5玉も!一輪車を押して持ってきて下さいました。しかも割る為の棒まで見繕って差し入れて下さったのです。チビッコ達はもちろん大喜び。この後早速、子どもどころか大人もおおはしゃぎでスイカ割を楽しませて頂きました。(先生、ありがとうございました!)

温泉の建物の横にはきれいな公民館と、小さな消防車の車庫がありました。数時間前に島に着いた時に感じた、なんともいえない寂寥感を、この消防車の存在が少し打ち消してくれました。

次回はぜひ、島のメインの村、本村に行ってみたいと思います。



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