宮之浦岳

宮之浦岳


Q.宮之浦岳へはどんな格好で行けばいい?

積雪期(12月、1月、2月)を除く、無積雪期の日帰り登山の場合でお答えします。
帽子・手袋(軍手でもOK)・Tシャツ(速乾性素材のものがお薦め。着替えを1枚持てればなお快適)・薄手の長袖(悪天時の防寒着としてや、レインウエアと肌とのベタつきを防ぐ為に)、レインウエア(上下別のタイプがお薦め)・伸縮性のあるズボン又はスパッツ(ジャージ等)・靴下・登山靴(又はスニーカー)が基本となります。


Q.登山初心者です。エコツアーガイドを頼むべき?

単独登山の場合は、出来るだけガイドを頼まれた方が良いでしょう。また複数名で登るにしても、同行メンバーが初心者ばかりなのであれば、ガイドさんにリーダー役を頼まれた方が良いでしょう。


Q.エコツアーの予約は当日でも大丈夫?

当日は早朝からの出発となりますので、当日に申し込むことはできません。エコツアーの利用は、事前予約が基本です。タイミングとしては、飛行機などのチケットが手配出来次第、なるべく早めに予約を入れられることをお薦めします。またエコツアーでは、参加できる人数が数名程度であることがほとんど。GWや夏休みなどの時期にはあっという間に定員枠に達してしまう可能性がありますので、利用したいと思った時にはまずツアー参加枠の空き紹介をしてみることが大切です。


Q.宮之浦岳の日帰り登山でも、登山靴とレインウエアは必要?

宮之浦岳にまで登られるのであれば、是非登山靴を利用して下さい。捻挫や足裏からの衝撃疲れを軽減してくれます。レインウエアは必須アイテムです。コンビニなどで売っている500~1000円程度の薄いレインコートでは本降りの雨にあった時に一時しのぎにしかなりませんので、ゴアテックスなどの素材で出来たしっかりとしたレインウエアを用意しましょう。島内でレンタルすることもできます。


Q.レンタルグッズの申込みは島についてからで大丈夫?

GWや夏休みなどのオンシーズンであれば、島に入る前に予約をされることをお薦めします。予定していたお店で当日借りられないとなると、他のお店を探す為に大慌てになります。登山には時間のゆとりが必要です。事前に済ませておけることはなるべく済ませておきましょう。それが安全な登山への第一歩です。


Q.淀川登山口に一番近い集落はどこ?

屋久島町の安房(あんぼう)集落になります。


Q.淀川登山口までの運転は初心者でも大丈夫?

路面の状況は舗装がされていて良好です。ただし途中見通しの悪い箇所がありますので、カーブミラーには常に注意、対向車がいないかどうかよく確認して下さい。激しい雨にあった際は徐行運転を心がけ、もしも前後が見えない程の猛烈な雨にあたった場合には、ハザードランプをつけて一時停車し、雨脚が弱まるのを待ちます。ただし一時停車をする場合には近くに落石注意の看板が立っていないかどうかに注意を。めったにはありませんが、道路を塞ぐほどの大きな岩が落ちてくることがあります。日帰り登山の場合、帰路は相当疲れた体でハンドルを握ることになりますので、不安がある場合は路線バスやタクシー等の利用を検討して下さい。


Q.淀川登山口で野宿、キャンプをすることはできる?

できません。屋久島では山小屋やキャンプ地などの指定地以外でのテント泊は禁止されています。


Q.淀川小屋・新高塚小屋・高塚小屋の混み具合は?

例年混み合うのは、GW、6月上旬のしゃくなげ登山の頃、夏休みシーズン、ほか連休の時期です。この時期に小屋を利用する場合に心配なのは、テントを持参すべきかどうか。山小屋ではたとえ収容人数を超えた利用者があったとしてもお互いにスペースを譲り合うのが基本なので、大人数のパーティで入山される場合以外には、テントを持参されなくても大丈夫でしょう。


Q.淀川登山口の駐車場は何台分?満車の時は?料金は?

数台分の屋外駐車場で、料金は無料です。満車の場合は、他の通行の妨げにならないように注意しながら手前の道路脇に駐車します。


Q.淀川登山口周辺にコインロッカーはある?

ありません。貴重品は車中におかず、携行するようにしましょう。


Q.淀川登山口付近や森の中で携帯電話は通じる?

淀川登山口からは通じません。登山口から5分ほど登ったピークの辺りと、淀川小屋から10分ほど登山口側に戻った辺りで通じます。これらは、Docomoの携帯であることを前提条件としてお話ししています。なお、山の中では通じると言われているところでも通じないことがあります。電波強度マークが3つ出ていても通じないこともあります。それと携帯電話に限ったことではありませんが、厳重に防水していかないと浸水してダメになるかも知れません。十分に注意しましょう。


Q.下山後タクシーを呼ぶことはできる?

できません。公衆電話はなく、携帯も通じません。

Q.紀元杉から淀川登山口まではどうやって行けばいい?

路線バスで淀川登山口を目指す場合、バスは紀元杉までしか走ってくれませんので、その後は徒歩で登山口を目指すことになります。紀元杉から淀川登山口までは距離にして1.5キロ。時間にしておよそ30~40分程度です。


Q.山中でのトイレはどうすればいい?

基本的には登山口のトイレや、登山道上のトイレを使用して下さい。途中やむなく用を足す場合に一番良いのは、次のトイレがある場所まで全てを持ち帰って捨てて貰うことです。(犬の散歩には糞を拾うビニールを持参しますね、あれと同じです)。そういった準備もなく、どうしても用を足したくなった場合には、なるべく水場を離れた場所を選び、穴をほって用を済ませ、最後は土をかぶせるなどの後始末をして下さい。また、使用済みのティッシュ(水溶性でも、そうでなくても)もそのまま捨てず、必ず持って帰り、下山後に捨てるようにして下さい。


Q.ガスのカートリッジは屋久島で買える?

買えます。屋久島空港をはじめ、島内の大きなスーパーやアウトドアショップで購入することができます。イワタニ、EPI、スノーピーク、コールマン等の商品が出回っています。購入できる場所は沢山ありますので、入島してから現地で最寄の場所を尋ねられても良いでしょう。下記にその一部をご紹介します。

・屋久島観光センター TEL 0997-42-0091
・有限会社 ナカガワ TEL 0997-42-0341
・YNAC(屋久島野外活動総合センター) TEL 0997-42-0944
・サムズ(屋久島空港より車で3分ほどの場所) TEL 0997-43-5963
・バックパッカーズサポート(安房バス停前) TEL 0997-49-7101
・登山アウトドア専門店 アンデス(安房集落の中) TEL 0997-49-7112


Q.使い切らなかったガスカートリッジはどうすればいい?

旅の最後にガス抜きをして、不燃ごみとして処分します。宿の人にガス抜きが終わっていることを告げて、捨てて貰いましょう。(飛行機に持ち込み、自宅へ持って帰ることはできません)
また、屋久島観光センターやYNACなど一部のところではガスが入ったままの状態でも無料で引き取ってくれることがありますので、ガス抜きをする前に一言周りの人に相談をしてみても良いでしょう。

ガス抜きの仕方:屋外の火の気のない風通しのよい場所で、ボンベのキャップをはずし、ボンベを逆さまにしてください。容器(ボンベ)の先端部分を下にし、石やコンクリート等の固いところにおしつけてください。約7~8分程度で容器(ボンベ)1本分(250g)の中のガス(液体)が抜けていきます。ガスを抜いた後は容器(ボンベ)を振ってみて音のしないことを確認して、燃えないゴミとして分別廃棄、または資源ゴミとして廃棄してください。


Q.登山経験は多少あるけど・・冬山(12月~3月)にチャレンジできるかな?

一番人気のあるコース、宮之浦岳・縄文杉縦走登山の場合でお答えします。

冬山登山は、基本的には雪山の訓練をマスターしている方のみに許される世界です。山小屋泊を含む本格的な登山のご経験のない方や、自分の力量に不安をお持ちの方がチャレンジできる領域ではありません。冬の縦走登山は、あらゆる面において夏山と違います。

【非常用品を加えた重装備の負担】
一通りの装備を詰め込むと10キロ~15キロになります。10キロ~15キロの荷物というのは、お米の5キロ入りの袋を2つか3つ持つあの!感じです。

【斜度のキツさ、歩行時間の長さ】
両手両足を使って登り降りするような急な斜面を、丸二日歩き通します。

【道を見失う危険】
吹雪に見舞われば、道もどこにあるのかわかりません。

【低体温症の危険】
雨・雪・風が引き起こす低体温症は、判断力の低下を招き、最悪の場合、死に至ります。

【日照時間の短さ】
①②③④の悪条件を抱えている上、更に与えられた歩行可能時間は夏山に比べうんと短くなります。初心者の場合、縄文杉登山、宮之浦岳登山とも日照時間の長い夏山においてでも山小屋にたどり着くのがギリギリの長丁場コースです。

【遭難しても助けてくれる人はいない】
冬山に登る人の数は極端に少ないため、もし遭難しても道ですれ違って声をかけてくれる人、助けてくれる人はいないと考えて下さい。

【登山届けを出さないと行方不明のままになるかもしれない】
登山届けを出さずに入山、最悪の条件が重なりお亡くなりになった場合、一生行方不明のままとなる事態がありえます。残されたご家族にとっても、行方不明は非常に辛いものです。

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どうか皆さん、ご自分の命や周りの家族のことを考え、くれぐれも「大丈夫かな?」という不安を抱えた状態ではご入山をなさらないで下さい。冬山は、どんな過酷な条件下でも自分自身の命を守ることができる、という、経験に裏打ちされた自信のある方のみが入山できる世界です。

安心してお楽しみ頂けるようになるのは4月~11月の間になりますので、もし登山を目的としてのご来島をご検討中でしたら、ぜひこの期間でお考えになってみて下さい。



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