植物
Q．屋久杉とはどんな杉？
屋久島の標高500m以上の山地に自生しており、樹齢が1000年を超えると思われるスギを屋久杉と呼んでいます。平均寿命が500年程度と言われるスギの中で屋久杉は2千年超の樹齢を数えるものもあり、大変長生きをするスギとしても知られています。また、木目が緻密に詰まり樹脂分が多く腐りにくい屋久杉は、昔から高級木材としても利用されてきました。本物の屋久杉を使った木工芸からは、甘い香水のような素晴らしい香りがします。
Q．伐採禁止の屋久杉なのに、加工品が買えるのはなぜ？
屋久杉は江戸時代から近代にかけて伐採が続けられてきましたが、現在では伐採は禁止されています。現在おみやげなどの加工品として市場に出回っているものは、採取が許可されている、昔伐採された後の残り、主に木の根っこの部分にあたる、「土埋木（どまいぼく）」と呼ばれる部分を利用して作られています。
Q．屋久島で紅葉は見られる？
見られます。11月の上旬頃が例年見頃です。
Q．今年のシャクナゲの開花予想は？
花の咲く時期は、毎年5月の下旬から6月の上旬になります。通常、6月の第一週頃が見頃となることが多いようです。しゃくなげの花には、「当たり年」や「表年」と呼ばれる花が多く咲く年と、「裏年」と呼ばれる花の少ない年があります。その年のしゃくなげの開花がどのぐらいのものになるのかは、山にあるつぼみのつき具合でわかります。その情報は、実際に山に分け入った人からの目視情報が頼りになります。
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