安房(あんぼう)

安房(あんぼう)




猿川ガジュマルは1本の木が10アールにも広がってまるでジャングルのようです。

貯木場には山から切り出された土埋木が次々に運ばれ競売に掛けられます。貯木場前の海岸は春田浜に続く隆起珊瑚礁で、海の生物も豊富です。

春田浜は5千年前の隆起珊瑚礁で、リュウキュウコケリンドウ、テッポウユリなどが自生し、世界的にも貴重な場所です。

安房には鬱蒼とした森に囲まれ、コケやシダに覆われた沢がいくつもあり、沢登りが楽めます。

安房の県道では南国らしいビロウの並木が見られます。昔はこの葉を使ってトビウオ漁をし、現在でも帽子を編んだりします。

泊如竹は屋久島の経済発展、産業発展という見方から屋久聖人と称えられていますが、御神木とされていた屋久杉を切るように巧みに働きかけ、屋久島の森を大きく破壊するきっかけをつくった人物でもあります。

屋久杉自然館は屋久島町立の博物館で、屋久杉の伐採の歴史等を紹介しています。屋久島環境文化研修センターは環境について学ぶためにつくられた県の施設です。屋久島世界遺産センターは環境省の施設で、屋久島の自然と世界遺産を紹介しています。

屋久島森林管理署は島の76%に及ぶ国有林を管理しています。敷地内には絶滅危惧種のヤクタネゴヨウの木が植えられています。

屋久島電工株式会社安房川第二発電所は出力32,000KW、千尋滝発電所、安房川第一発電所と併せると出力56,500KWもの莫大な電力を生み出しています。

安房港はトビウオの水揚日本一を誇る漁港です。トビウオのことを屋久島ではトッピョ、種子島ではトッピーと呼びますが、安房港、宮之浦港に入港する高速船もトッピーという愛称で呼ばれています。
写真/安房大橋




知るはじめに 歴史 民話 年間行事 集落紹介 四季 生きもの 移住・生活 環境保護・活動団体 世界遺産