宮之浦岳・黒味岳

宮之浦岳・黒味岳

距離(片道):黒味岳 約5.4km、宮之浦岳 約7.8km
所要時間(往復):黒味岳 約6~7時間、宮之浦岳 9~10時間
標高差:黒味岳 466m、宮之浦岳 571m


安房集落から林道に入り、距離にして23.5km、車にて約1時間半で、標高1365mの淀川登山口に到着します。淀川登山口には、数台分の駐車スペースとトイレがあります。

路線バスでこの登山口を目指す場合には、紀元杉停留所から約1.5km、徒歩で40分程度が必要です。

淀川登山口から約40分で淀川小屋(収容人数60名)に到着。翡翠色の水面が美しい淀川に架かる鉄橋を渡った後は、急峻な登り道がスタートし、1時間ほどで高盤岳展望所に到着、トーフ岩と呼ばれる巨石の乗った本高盤岳が望まれます。

そこから程なくすると標高1630mの小花之江河です。ここは、ヤクスギの枯存木等に囲まれた泥炭層の湿原、ヤクシマホシクサ、ミズゴケ、スギゴケ、コケスミレなどの可憐な植物を見ることができ、その趣は日本庭園をほうふつとさせます。

ここから15分、もうひとつの尾根を越えると日本最南端の高層湿原、花之江河に到着します。ここからは標高1831mの黒味岳を仰ぐこともできます。花之江河では道が4本に分かれますので、留意しましょう。

ここから先は雨に洗われた岩盤の道を辿ります。花之江河から25分で黒味分かれに到着、黒味岳に登る場合はここから道が分岐し、30分ほどかかります。黒味岳山頂からは宮之浦岳に続く主稜や永田岳を見通すことができます。

黒味分かれから30分で投石平に到着し、そこから急峻な登りを進むこと1時間40分で、九州最高峰、標高1936mの宮之浦岳に到着です。

宮之浦岳から500m、約15分で焼野三叉路に到着、その後平岩、坊主岩などの巨岩・奇岩を眺めながら第二展望台、第一展望台を過ぎ、焼野三叉路から1時間50分で新高塚小屋に到着です。

新高塚小屋は収容人数60名の山小屋で、すぐ脇にトイレと水場があります。またここから1時間下ったところには、収容人数20名の高塚小屋もあります。



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