宮之浦(みやのうら)

宮之浦(みやのうら)




宮之浦は現在屋久島で最も人口が多い集落で3,000人ほどの人が暮らしています。

宮之浦港からは鹿児島、口永良部島、種子島行のフェリーの他、種子島、指宿、鹿児島行のトッピー・ロケット(高速船)が航行しています。

益救神社は1200年の歴史がある屋久島山岳信仰の総本山で、鎮守の山の神(一説によると水の神)である一品宝珠大権現が祀られています。

屋久島では昔からそれぞれの集落が御神体とする山に岳参り(旧暦の4月と8月に山に登り、

海と里の恵みである塩、魚、米などを神に捧げ、豊漁豊作、家内安全などを祈る山岳信仰)をしてきました。それぞれの山には全て一品宝珠大権現が祀られています。

屋久島町役場宮之浦支所、屋久島町焼却場、屋久島高校、屋久島町歴史民俗資料館、屋久島環境文化村センター等があります。

益救神社仁王像は屋久島町指定文化財となっています。本来仁王(金剛力士)は仏教の守護神ですが、神社に祀られていることから、屋久島にも神仏混淆の考え方があったことを表しています。

屋久島町指定文化財となっている牛床詣所は、岳参りに参加できない婦人や子供が男たちを出迎えだ場所で、里における信仰の聖地でもあり、一品法壽(宝珠)大権現が祀られています。
写真/宮之浦集落一望(宮之浦城々平城跡より)




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