中間(なかま)

中間(なかま)




中間の信仰の対象にもなっている、標高1488メートルの七五岳を源流とする、中間川の河口に位置する集落です。栗生と同じく昔はカツオ漁が盛んでした。

中間は屋久島で最も早く集落自家発電所がつくられたところです。当時九州電力の永田発電所は、永田、吉田、一湊のみしか供給していませんでした。

中間集落自家発電所は昭和24年5月に完成し、それがきっかけとなり、尾之間、原、栗生と次々に自家発電が進み、現在の屋久島電工株式会社に発展しました。中間ガジュマルは町指定文化財の天然記念物です。中間集落自家発電所はこのガジュマルの奥にありました。

空気の澄んだ日にはトカラ列島(十島村)を望むこともできます。林芙美子原作の「浮雲」の中で、屋久島は国境の島として紹介されていますが、この小説が書かれた頃、トカラ列島以南はアメリカの統治下にあったからです。
写真/中間ガジュマル




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